2017年2月26日日曜日

美しいキモノ掲載

美しいキモノ春号が販売になりました。風通織特集のトップを高木秋子の風通織が飾っています。本上まなみさんがすてきに着こなしてくださいました。美術館のバックヤードで写真をとったときは地味に見えた着物が、実際きてみるととても力強く、帯選びにまよわれたとのことです。
富川編集長より、着てよし、触れてよし、飾ってよしの着物だったとのこと、末長く後世まで伝えて下さいとのことでした。
いつも着た人を美しくみせ、着心地のよいものを、と秋子さんは言っていたのですが、今回はこういうことを言っていたのか、ああ、ようやく届いたという気持ちでいっぱいになりました。

ありがとうございました。
http://www.hearst.co.jp/brands/kimono

2017年2月5日日曜日

【作品紹介】月映え

【月映え】

二重織りである風通織の奥行が感じ取れる作品。
部屋の中の枠から外の暗闇の中に光る月を見たともとれる

縦の黄色が入った線が月あかりにも見えるし、
奥の橫の線が月あかりにもみえる。

具体的な景色を表したともみえるが、抽象がでもある。力づよい作品

染織家 小谷るみさんより



1998 木綿地風通織着物 第33回西部工芸展 正会員賞
福岡県立美術館蔵 写真:片山 文博



展覧会を終えて

先週日曜日、福岡県立美術館での山喜多二郎太と高木秋子展が終了しました。

入場者数は2307名でした。子どもから大人まで、絵画や染織を専門とする方から初めて織に触れる方まで、幅広い方々にお越しいただきました。改めて心より感謝申し上げます。
小中学生の皆さんにも多く来ていただきました。今、この時点では学校の授業でなんとなく来たとしても、形を変え何かが心にのこれば嬉しく思います。


展覧会をきっかけにあらたな展開が始まります。
2月20日には雑誌美しいキモノで風通織木綿の特集が組まれます。高木秋子と全国の風通織作家の皆さんの作品が登場する予定です。女性の美しさを最大限引き出した展覧会とはまた違う高木秋子の風通織と、現役作家の皆さんの作品をぜひお楽しみください。

また、4月には福岡女子大学で高木秋子の展覧会が検討されています。今度は「教育」をテーマに福岡女子大学時代から風通織まで至る過程に焦点を当てる予定です。

今後もよろしくお願いいたします。


※FB加筆修正です

学芸員 魚里さんを囲んで


自己紹介

2016年秋福岡県立美術館で開催されるコレクション展Ⅱ[山喜多二郎太と高木秋子展の個人的紹介ブログ。高木秋子の家族が書いています。管理人mai