会場アンケート、これからの女子大での展示、展示の良かった点、こう工夫したらよかったという展と話は尽きませんでした。最後に作成した展覧会の動画を理科の実験室というこの上なく福岡女子大らしい場でみて、さらに展示の工夫について議論をしました。
そして「無題」の通称名も発表です。
「夜半の海(よわのうみ)」に決めました。
夜深い、真っ暗な静かな海。あたりに人工の光はなく、ただまっすぐな月明りだけが海を照らしている。そんなイメージです。最も作品が表す光景に近いと思い、選びました。
百人一首のある紫式部の歌 巡りあいてみしやそれともわかぬ間に雲隠れにし夜半の月かな
にも、イメージを寄せました。最後、私たちに紹介する間もなく、作者が雲に隠れてしまった作品なので。
展示等に用いる正式名称は「無題」のままなのですが、これから通称として「夜半の海」を使わせていただきたいと思います。
最後まで「ニンガチェの波間」と悩みました。ニンガチェはおそらく沖縄の2月のことかと思います。書いてくださったかたは沖縄出身の方でしょう。とても印象に残る言葉でした。
そのほかにお多くの方にご応募いただき、ありがとうございました。