平成31年3月16日から6月23日まで福岡県立美術館にて
「おりおりのおり 四季と着物の折と織」と題してコレクション展が開催されます。
https://fukuoka-kenbi.jp/exhibition/2019/kenbi10436.html
その中で髙木秋子の作品が前期4点、後期4点展示されることになりました。
前期:「ミモザの季節」、「桃花」、「菜の花畑」、「清流」
後期:「夏至風」、「柳あおめる」、「麦秋」、「ちゅら、うりずん」
清流、柳あおめるは片経浮織、それ以外は木綿風通織です。
前期は5月12日まで、後期は5月14日までです。
入場料は一般210円、65歳以上の方などは無料です。
春から夏への季節を感じる展示となっております。
山喜多二郎太と髙木秋子展や福岡女子大の展示では公開されなかった作品もあります。私も作品集でしか見たことがない作品が多く、楽しみにしています。
よい季節となります。お散歩がてらお越しください。
柳あおめる
上 表面 下 裏面
後期に展示される「柳あおめる」は片経浮織です。片経浮織は中国のチワン自治区の工芸品から秋子が考えた織で、裏面が平織り、表面が浮き織になっています。滅亡した蜀の錦にている、滅亡した人々がこの地まで追われおり続けたものではという言葉を秋子は作品集に残しています。
表と裏が2面ありその織は異なると点は木綿風通につながり、両面の違いが顕著なので秋子の織の技術をより伝えやすい作品と思います。
出典:作品集「木綿麗容」
撮影:片山 文博
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